******* ときメモGS2-ssバレンタイン ********

【設定】佐伯 親友愛情状態 ・バレンタイン前日のチョコを買いに行く
ま、ありがちなネタですが…。
後で、絵を付けます。
とりあえず、SSだけメモしておきます。
たくさんの女の子が集る、賑やかな店の一角で。
デイジー:「さて、日頃お世話になってる人に感謝のチョコを選ぶかー♪」
お店に乗り込もうと気合を入れたその時、バッタリと見知った顔に会った。
佐伯 :「わ。なんで、お前…。ああ。そっか。
バレンタインのチョコを買いに来た…と。」
デイジー:「え?瑛くん!?なんで、こんな所に?…は!
まさか佐伯君もバレンタインのチョコを、」
佐伯 :「買うわけないだろう?!っていうか誰に上げるんだよ!いまさら…。」
デイジー:「いまさら?」
佐伯 :「!!!あーもう!うるさい!
珊瑚礁で出すケーキの材料を買いに来たんだ。」
デイジー:「ああ、そう。そうだよね!」
佐伯 :「ム。で、お前は、買うんだな。やつに…。」
デイジー:「うん。下手なモノ作って引かれるの嫌だしね。」
佐伯 :「マジで買うのか!?バカか、お前。本命には手作りチョコだろ!!
当然だろ!!」
デイジー:「えっと…。当然なんだ?」
佐伯 :「なんだ!!」
デイジー:「はああ…。とわ言え、アレをハリーに渡すのはチョット…
何ていうか、気が引けると思いませんか?」
去年もらった毒チョコを思い出すテル。
佐伯 :「…アレって…。!!!まだ、アレなのか?うえ!
普通のヤツなら、100年の恋も冷める…。」
デイジー:「うー。冷ましてどうする?
恋のアドバイスにもなってないよ。テルくんの嘘つき;;」
捨てられた子犬の目。
佐伯 :「嘘って。…自分の腕の未熟さを棚に上げて、なんだよ、そのモノ言い!」
デイジー:「ええ。どうせ。未熟者ですよ!
テルくんみたいに器用に何でもこなせませんし!…ニヤリ。」
おねだりの目。
佐伯 :「はああ。…ったく、お前は…分かったよ。手伝ってやる。」
デイジー:「やったー!じゃ、テル君のチョコ買って来るね!
お小遣い奮発するよー。ご教授ヨロシクお願いします♪」
佐伯 :「はいはい。毒見の口直しになる、飛び切り美味いヤツ頼むぜ。」
デイジー:「あ。そうそう。そっちの材料、アタシの分も多めに買っておいてね♪」
佐伯 :「…ちゃっかり、してる。」
喫茶「珊瑚礁」のキッチン。
デイジー:「やった…。輝いてるよ!テルくん!
あ、今の。輝きとテルをかけたシャレじゃないからね。」
佐伯 :「アホか!お前は、っていうか…分かりにくし、ツマンナイし。」
デイジー:「これでハリーの心はアタシのモノ!!かも?」
佐伯 :「はいはい。なんだよ。その最後の自信なさ気な疑問符は。
俺が教授したものでヤツを落せないとでも言うのか?」
デイジー:「そうだよね!うん。佐伯君のお墨付きだもん。きっと大丈夫!
よーし明日は頑張るぞ!」
佐伯 :「遅くなったな…片付けは、俺がしておくから、お前帰れ。」
デイジー:「うん。佐伯くんちょっとちょと。」手招きする。
佐伯 :「ん?」
佐伯の口にチョコを入れる。
デイジー:「ちょっと早いけどハッピーバレンタイン!!ニヤリ」
佐伯 :「・・・不味い><」
デイジー:「あはははー。失敗チョコは二人で片付けようね♪」
佐伯 :「何それ。冗談キツイ。マジかよ。」
デイジー:「当然。冗談ヌキのマジだよ!
口直しに高級チョコ一緒に食べようね!楽しみにしてて!」
飛び切りの笑顔を輝かせ、デイジーが手を振りながら駆け出す。
佐伯 :「ドキン!…やば…余計な事したかも俺」
デイジーへの想いに心残りが捨てられないから、テルの心はチクと痛んだ。
それにしても、不味いチョコを二人で、たんまり食ったあと、
高級チョコで口直しって…。
どんだけ甘いバレンタインなんだか…。
2009.11/10 作
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