******* ときメモGS2-ssバレンタイン ********

仲良し(冬) 12/18 up

【設定】佐伯 親友愛情状態 ・バレンタイン前日のチョコを買いに行く


ま、ありがちなネタですが…。
後で、絵を付けます。
とりあえず、SSだけメモしておきます。


たくさんの女の子が集る、賑やかな店の一角で。

デイジー:「さて、日頃お世話になってる人に感謝のチョコを選ぶかー♪」

お店に乗り込もうと気合を入れたその時、バッタリと見知った顔に会った。

佐伯  :「わ。なんで、お前…。ああ。そっか。
      バレンタインのチョコを買いに来た…と。」

デイジー:「え?瑛くん!?なんで、こんな所に?…は!
      まさか佐伯君もバレンタインのチョコを、」

佐伯  :「買うわけないだろう?!っていうか誰に上げるんだよ!いまさら…。」

デイジー:「いまさら?」

佐伯  :「!!!あーもう!うるさい!
      珊瑚礁で出すケーキの材料を買いに来たんだ。」

デイジー:「ああ、そう。そうだよね!」

佐伯  :「ム。で、お前は、買うんだな。やつに…。」

デイジー:「うん。下手なモノ作って引かれるの嫌だしね。」

佐伯  :「マジで買うのか!?バカか、お前。本命には手作りチョコだろ!!
      当然だろ!!」

デイジー:「えっと…。当然なんだ?」

佐伯  :「なんだ!!」

デイジー:「はああ…。とわ言え、アレをハリーに渡すのはチョット…
       何ていうか、気が引けると思いませんか?」

去年もらった毒チョコを思い出すテル。

佐伯  :「…アレって…。!!!まだ、アレなのか?うえ!
      普通のヤツなら、100年の恋も冷める…。」

デイジー:「うー。冷ましてどうする?
      恋のアドバイスにもなってないよ。テルくんの嘘つき;;」

捨てられた子犬の目。

佐伯  :「嘘って。…自分の腕の未熟さを棚に上げて、なんだよ、そのモノ言い!」

デイジー:「ええ。どうせ。未熟者ですよ!
      テルくんみたいに器用に何でもこなせませんし!…ニヤリ。」

おねだりの目。

佐伯  :「はああ。…ったく、お前は…分かったよ。手伝ってやる。」

デイジー:「やったー!じゃ、テル君のチョコ買って来るね!
      お小遣い奮発するよー。ご教授ヨロシクお願いします♪」

佐伯  :「はいはい。毒見の口直しになる、飛び切り美味いヤツ頼むぜ。」

デイジー:「あ。そうそう。そっちの材料、アタシの分も多めに買っておいてね♪」

佐伯  :「…ちゃっかり、してる。」



喫茶「珊瑚礁」のキッチン。


デイジー:「やった…。輝いてるよ!テルくん!
      あ、今の。輝きとテルをかけたシャレじゃないからね。」

佐伯  :「アホか!お前は、っていうか…分かりにくし、ツマンナイし。」

デイジー:「これでハリーの心はアタシのモノ!!かも?」

佐伯  :「はいはい。なんだよ。その最後の自信なさ気な疑問符は。
      俺が教授したものでヤツを落せないとでも言うのか?」

デイジー:「そうだよね!うん。佐伯君のお墨付きだもん。きっと大丈夫!
      よーし明日は頑張るぞ!」

佐伯  :「遅くなったな…片付けは、俺がしておくから、お前帰れ。」

デイジー:「うん。佐伯くんちょっとちょと。」手招きする。

佐伯  :「ん?」

佐伯の口にチョコを入れる。

デイジー:「ちょっと早いけどハッピーバレンタイン!!ニヤリ」

佐伯  :「・・・不味い><」

デイジー:「あはははー。失敗チョコは二人で片付けようね♪」

佐伯  :「何それ。冗談キツイ。マジかよ。」

デイジー:「当然。冗談ヌキのマジだよ!
      口直しに高級チョコ一緒に食べようね!楽しみにしてて!」

飛び切りの笑顔を輝かせ、デイジーが手を振りながら駆け出す。

佐伯  :「ドキン!…やば…余計な事したかも俺」

デイジーへの想いに心残りが捨てられないから、テルの心はチクと痛んだ。


それにしても、不味いチョコを二人で、たんまり食ったあと、
高級チョコで口直しって…。
どんだけ甘いバレンタインなんだか…。

2009.11/10 作   


2010.2/13 up!

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